介護しやすい家とは?間取り・設備・動線づくりの専門家アドバイス

住宅・住環境
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「これから親の介護が始まるかもしれないけれど、今の家で大丈夫だろうか…」
「介護しやすい家って、具体的にどんな間取りや設備が必要なの?」

在宅介護を考えるとき、多くの方が直面するのが住まいの問題です。
介護しやすい家とは、介護を受ける方(被介護者)が安全に、そしてできる限り自立して生活でき、同時に介護する方(介護者)の負担を軽減できる住まいのことを指します。

この記事では、介護の専門家であり、長年モバイル建築に携わってきた株式会社アイデアの視点から、介護しやすい家のための間取り、設備、そして動線づくりの重要なポイントを徹底的に解説します。

既存の住宅のリフォームを検討されている方はもちろん、住み替えや、私たち株式会社アイデアがご提案する庭に設置する別棟の介護専用ハウス「C’ZB(シーズビー)シニアリビング」のような新しい選択肢をお考えの方にも、参考にしていただける情報が満載です。

「安心して在宅介護に取り組める住まいづくりを一緒に考えましょう。」

なぜ「介護しやすい家」が重要なのか?

「介護しやすい家」を整えることは、単に生活が便利になるだけでなく、介護に関わるすべての人にとって多くのメリットをもたらします。

  • 被介護者のQOL(生活の質)向上:手すりがあることで自分でトイレに行けたり、段差がないことで室内を安全に移動できたりと、自分でできることが増えれば、それは大きな喜びと自信につながります。安全な環境で、その人らしい生活をできる限り続けられることがQOLの向上に不可欠です。
  • 介護者の負担軽減:例えば、介助スペースが十分に確保された浴室やトイレは、介護者の身体的な負担を大きく減らします。また、効率的な動線は無駄な動きを減らし、時間の余裕を生み出します。身体的・精神的な負担が軽くなることで、介護者は無理なく、心穏やかに介護を続けることができます。
  • 家庭内事故の防止:高齢になると、転倒や転落、浴室でのヒートショックなど、家庭内での事故のリスクが高まります。介護しやすい家は、これらの危険を未然に防ぎ、安心して暮らせる環境を提供します。
  • 良好な家族関係の維持:介護によるストレスは、時に家族関係にも影響を及ぼすことがあります。住環境を整え、介護の負担や不安を少しでも和らげることは、家族みんなが笑顔で過ごせる時間を増やすことにもつながるのです。

「毎日の介護が少しでも楽に、そして安全になるなら…」そう願うのは当然のことです。「介護しやすい家」は、その願いを叶えるための重要な基盤となるのです。

【介護しやすい家の基本原則】3つのキーワード

介護しやすい家づくりを考える上で、押さえておきたい基本的なキーワードが3つあります。それは「安全性」「自立支援」「介助のしやすさ」です。

  • 安全性
    何よりも優先されるべきは、住まいの安全性です。具体的には、段差の解消、手すりの設置、滑りにくい床材の選択、十分な明るさの確保などが挙げられます。転倒などの事故を防ぎ、安心して生活できる空間であることが基本です。
  • 自立支援
    被介護者が「自分でできること」を少しでも増やせるような工夫も大切です。例えば、車椅子でも楽に移動できるスペースの確保、低い位置でも使いやすい収納、自分で操作しやすい水栓金具やスイッチなど、本人の能力を最大限に活かせる住環境を目指します。
  • 介助のしやすさ
    介護者がスムーズに、そして無理なく介助を行えるような配慮も不可欠です。ベッド周りやトイレ・浴室での十分な介助スペースの確保、効率的な介護動線、介助者の身体的負担を軽減する設備(例:スライディングボードを使いやすいスペース、移乗しやすい高さのベッドなど)が求められます。

これらの3つのキーワードを常に意識しながら、具体的な間取りや設備を検討していくことが、理想的な介護空間への近道となります。

【場所別】介護しやすい間取りと動線づくりのポイント

それでは、具体的に家の中の場所ごとに、介護しやすい間取りと動線づくりのポイントを見ていきましょう。生活の中心となる場所の配置と、そこへ至るスムーズな移動経路の確保が鍵となります。

寝室

一日の多くの時間を過ごす寝室は、快適性と安全性が特に重要です。

  • 間取り・配置のポイント:
    • トイレに近い場所に配置するのが理想的です。夜間のトイレ利用の負担を軽減します。
    • 可能であれば、介護者の目が届きやすい、リビングなどに隣接した場所が良いでしょう。
    • ベッド周りには十分なスペースを確保しましょう。目安として、ベッドの片側は壁から50cm以上、もう片側は車椅子が回転できるスペース(直径150cm程度)または介助者が楽に入れるスペース(75cm~90cm以上)があると安心です。
    • 日当たりと風通しが良い部屋を選び、快適な療養環境を整えましょう。
  • 動線づくりのポイント:
    • 寝室からトイレ、浴室、リビングへの動線をできるだけ短く、シンプルにすることが重要です。途中に段差や障害物がないようにしましょう。
    • 夜間の移動も考慮し、寝室からトイレまでの経路には足元灯や人感センサー付きライトを設置すると安全です。

トイレ

トイレはプライバシーに関わる重要な場所であり、自立を促すためにも使いやすさが求められます。

  • 間取り・配置のポイント:
    • 前述の通り、寝室の近くに配置するのが基本です。
    • ドアは引き戸にし、開口部の有効幅を最低でも75cm以上(理想は80cm以上)確保すると、車椅子での出入りや介助がしやすくなります。
    • 便器の両側や前方に十分な介助スペースを確保しましょう。少なくとも便器の片側には壁から50cm、前方には100cmのスペースがあると、立ち座りの介助や車椅子からの移乗がしやすくなります。
  • 動線づくりのポイント:
    • 廊下からのアクセスを容易にし、段差を完全になくすことが重要です。敷居もフラットにしましょう。

浴室・洗面所

入浴は身体を清潔に保つだけでなく、リラックス効果も期待できますが、事故が起こりやすい場所でもあります。

  • 間取り・配置のポイント:
    • ドアは引き戸が望ましく、開口部を広く取りましょう。3枚引き戸などを採用すると、より広い開口幅を確保できます。
    • 洗面脱衣室と浴室の間の段差をなくし、床面をフラットにします。
    • 洗い場には、介助者が一緒に入れる十分なスペースや、シャワーチェア、シャワーキャリーなどを置けるスペースを確保しましょう。
    • ヒートショック対策として、浴室暖房乾燥機を設置したり、脱衣所にも暖房器具を置いたりすることを検討しましょう。
  • 動線づくりのポイント:
    • 寝室やトイレからのアクセスが良い場所に配置します。
    • 洗面→脱衣→入浴→身体を拭く→着衣という一連の動作がスムーズに行えるような配置を考えましょう。例えば、浴室の出入り口近くに着替えやタオルを置く棚があると便利です。

廊下・階段

家の中の移動経路となる廊下や階段は、安全性が最優先です。

  • 間取り・配置のポイント:
    • 廊下幅は、車椅子がスムーズに通れる有効幅として最低でも780mm以上、理想的には900mm以上確保したいところです。曲がり角はさらに広いスペースが必要になります。
    • 階段は、できる限り勾配を緩やかにし、踏面(足を乗せる面)を広く、蹴上(段の高さ)を低く設計しましょう。また、途中に踊り場を設けると、休憩できたり、万が一転落した際の衝撃を和らげたりする効果があります。
    • 可能であれば、生活空間(寝室、トイレ、浴室、LDK)をすべて1階にまとめる平屋建てが、最も介護しやすい間取りと言えます。階段昇降機の設置も選択肢の一つですが、費用が高額になることやメンテナンスも考慮に入れる必要があります。
  • 動線づくりのポイント:
    • 廊下の曲がり角は、車椅子が回転しやすいように、隅切り(角を斜めにカットする)を設けたり、広めのスペースを取ったりすると良いでしょう。
    • 廊下や階段には、連続した手すりを設置し、安全な移動をサポートします。

LDK(リビング・ダイニング・キッチン)

家族が集うLDKは、被介護者も快適に過ごせるような配慮が必要です。

  • 間取り・配置のポイント:
    • 車椅子でも移動しやすい、ゆとりのあるスペースを確保しましょう。テーブルやソファの配置も工夫が必要です。
    • キッチンは、被介護者も料理に参加したり、手伝ったりできるようであれば、車椅子でも使いやすい高さのカウンターや、座ったまま作業できるシンク下オープンのキッチン1などを検討するのも良いでしょう。L型やⅡ型のレイアウトは、動線が短く作業効率が良い場合があります。
    • 食事をする場所とくつろぐ場所を明確にし、その間の移動が安全に行えるようにしましょう。
  • 動線づくりのポイント:
    • キッチンでの配膳や片付けの動線を短く、効率的にします。
    • 被介護者が孤立せず、家族とのコミュニケーションが取りやすい配置を心がけましょう。リビングの一角に被介護者のためのスペースを設けるのも一案です。

【必須&便利】介護しやすい設備選びのポイント

適切な設備を選ぶことは、安全性と快適性を高め、介護の負担を軽減する上で非常に重要です。被介護者の身体状況に合わせて、必要な設備を賢く選びましょう。

手すり

転倒防止や立ち座り・移動の補助に不可欠な設備です。

  • 設置場所:玄関(上がりかまち、靴の着脱時)、廊下、階段、トイレ(便器の横、前方)、浴室(出入り口、洗い場、浴槽まわり)、寝室(ベッドからの起き上がり時)など、動作の起点となる場所や危険な場所に設置します。
  • 種類:水平に取り付ける「横手すり」、垂直に取り付ける「縦手すり」、両者を組み合わせた「L型手すり」、使わないときは跳ね上げられる「可動式手すり」などがあります。
  • 選び方のポイント:被介護者が握りやすい太さ(直径32mm~36mm程度が一般的)や形状2を選びましょう。設置する高さも重要で、使用する人の身長や身体状況に合わせます。壁に手すりを取り付ける場合は、必ず下地補強を行い、十分な強度を確保してください。

床材

滑りにくさ、衝撃吸収性、清掃のしやすさなどがポイントです。

  • 選び方のポイント:
    • 滑りにくい素材:浴室や脱衣所には防滑性の高いビニル系床シートやタイル、居室や廊下には溝付きのフローリング、コルクタイル、滑り止め加工されたクッションフロアなどが適しています。
    • 衝撃吸収性:万が一転倒した際の衝撃を和らげるために、ある程度のクッション性がある素材も有効です(例:コルク、クッションフロア)。
    • 清掃のしやすさ:食べこぼしや失禁などで汚れることも考慮し、掃除がしやすく、シミになりにくい素材を選びましょう。
    • 車椅子の移動しやすさ:毛足の長いカーペットや柔らかすぎる床材は、車椅子の車輪が沈み込みやすく移動しにくいため避けましょう。
  • 注意点:カーペットはつまずきの原因になることがあるため、敷く場合は薄手で固定できるものを選びましょう。段差のある敷居も極力なくすか、スロープを設置します。

建具(ドア・窓)

開閉のしやすさ、安全性が重要です。

  • ドア:基本的に引き戸や折れ戸が推奨されます。開き戸に比べて開閉に必要なスペースが少なく、車椅子での出入りもしやすくなります。また、軽い力で開閉できる上吊り式の引き戸なども有効です。ドアノブは、握力の弱い方でも操作しやすいレバーハンドル式が良いでしょう。
  • 窓:手が届きやすく、軽い力で開閉できるハンドルを選びましょう。断熱性の高い窓(複層ガラスや樹脂サッシなど)は、結露を防ぎ、室内の温度差を少なくしてヒートショックのリスクを軽減する効果も期待できます。

照明

十分な明るさを確保し、安全な移動をサポートします。

  • 明るさの確保:部屋全体を均一に明るくすることが基本です。特に、足元や手元は重点的に明るくしましょう。高齢になると暗い場所が見えにくくなるため、若い人が感じる明るさよりも一段階明るくするくらいの配慮が必要です。
  • 種類:廊下やトイレ、階段などには、人感センサー付きライトを設置すると、スイッチ操作が不要で消し忘れも防げます。寝室には、調光機能付きのライトやリモコンで操作できるライトが便利です。
  • グレア(まぶしさ)の少ない照明器具:直接光源が目に入りにくい間接照明や、乳白色のカバーが付いた照明器具を選ぶと、まぶしさを抑えられます。

トイレ設備

自立排泄を支援し、介助もしやすい設備を選びましょう。

  • 便器:座面が高すぎず低すぎない、立ち座りしやすい高さの洋式便器を選びましょう。温水洗浄便座(ウォシュレットなど)は、清潔を保ちやすく、排泄後の処理の負担を軽減します。
  • 補助機能:便座の横にアームレスト(ひじ掛け)が付いているタイプや、立ち座りを電動で補助してくれる昇降便座などもあります。
  • 呼び出しブザー:万が一、トイレ内で気分が悪くなったり、助けが必要になったりした場合のために、手の届きやすい場所に呼び出しブザーを設置すると安心です。

浴室設備

安全に入浴できるよう、細やかな配慮が必要です。

  • 補助用具:滑りにくいシャワーチェアや、浴槽への出入りを助けるバスボード、浴槽内や洗い場に設置する手すりは必須です。
  • 浴槽:またぎやすいように縁の高さが低い浴槽や、浴槽の底が浅くなっているもの、あるいは浴槽の開口部が広く、移乗台が設置しやすい形状のものが適しています。
  • 水栓金具:操作が簡単なレバー式水栓や、温度調節が容易で急な温度変化を防ぐサーモスタット式混合水栓を選びましょう。
  • 暖房設備:ヒートショック対策として、浴室暖房乾燥機の設置が推奨されます。

キッチン設備

被介護者が安全に使える、あるいは家族が調理しやすい設備を選びます。

  • 水栓:軽い力で操作できるレバー式水栓や、センサーで水が出るタッチレス水栓も便利です。
  • 加熱調理器:火災のリスクが低いIHクッキングヒーターが推奨されます。消し忘れ防止機能や過熱防止機能が付いているとより安全です。
  • 収納:高い場所の収納は危険なので、昇降式の吊戸棚や、引き出し式のフロア収納など、無理のない姿勢で物の出し入れができる工夫をしましょう。
  • カウンター:車椅子を使用する場合は、カウンターの高さを調整したり、シンク下にスペースを設けたりすると使いやすくなります。

その他(あると便利な設備)

  • 緊急通報システム(ナースコール):寝室やトイレ、浴室など、万が一の際に外部や家族に助けを求めることができるシステムです。ペンダント型や腕時計型など、身につけられるタイプもあります。
  • 室内インターホン:離れた部屋にいる家族と簡単にコミュニケーションが取れます。特に夜間や、介護者が別室で作業している際に便利です。
  • 電動昇降ベッド(介護ベッド):ベッドの高さを電動で調整できるため、立ち上がりや移乗の介助が楽になります。背上げ機能や脚上げ機能が付いているものも多く、体位変換や離床を助けます。

既存住宅を介護しやすくするには?リフォームのポイントと注意点

現在お住まいの家を介護しやすいように改修する場合、いくつかのポイントと注意点があります。株式会社アイデアでは直接リフォーム業務は行っておりませんが、一般的な情報として参考にしてください。

  • 専門家(ケアマネジャー、福祉住環境コーディネーター、リフォーム業者)に相談する
    まずは、ケアマネジャーに相談し、どのような改修が必要かアドバイスを受けましょう。福祉住環境コーディネーターは、より専門的な視点から住環境整備の提案をしてくれます。そして、実際の工事は、信頼できるリフォーム業者に依頼します。
  • 補助金制度の活用を検討する
    介護保険制度には、手すりの設置や段差解消などの住宅改修に対して、上限20万円まで費用の7~9割が支給される「住宅改修費支給制度」3があります(原則1回限り、要事前申請)。また、自治体によっては独自の助成制度を設けている場合もありますので、必ず確認しましょう。
  • 優先順位を決めて段階的に行う
    予算や状況に応じて、一度に全ての改修を行うのが難しい場合もあるでしょう。その場合は、最も危険な箇所や、効果の高い箇所から優先的に、段階的にリフォームを進めるという方法も考えられます。

【リフォーム時の注意点】

  • 将来の身体状況の変化も考慮に入れる:現状だけでなく、将来的に病状が進行する可能性も視野に入れ、ある程度余裕を持った設計を心がけましょう。
  • リフォーム業者の選定は慎重に:介護リフォームの実績が豊富で、専門知識を持った業者を選びましょう。複数の業者から見積もりを取り、提案内容や費用、アフターサービスなどを比較検討することが大切です。
  • 工事期間中の生活も考慮する:工事の規模によっては、一時的に生活に支障が出たり、仮住まいが必要になったりする場合があります。事前に業者とよく打ち合わせをしておきましょう。

リフォームが難しい場合の解決策:「C’ZB(シーズビー)シニアリビング」という新しい発想

「既存の家をリフォームしたいけれど、賃貸だから自由にできない…」
「構造上、希望通りの改修が難しい…」
「リフォーム費用が高額になりそう…」
「長期間の工事は避けたい…」

そんなお悩みをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。既存住宅のリフォームには、様々な制約や限界があることも事実です。

そのような課題を解決する新しい選択肢として、私たち株式会社アイデアがご提案するのが、庭などの敷地内に設置する別棟の介護専用ハウス「C’ZB(シーズビー)シニアリビング」です。これは、まさに「介護しやすい家」をコンパクトに、そして柔軟に実現するという新しい発想の住まいです。

「C’ZB(シーズビー)シニアリビング」のメリット

  • 最適な介護動線と設備を最初から設計:
    お客様のご要望や被介護者の身体状況に合わせて、無駄のない効率的な介護空間をゼロから設計します。手すりの位置、水まわりの使いやすさ、介助スペースの確保など、細部に至るまで介護に特化した配慮が可能です。
  • プライバシーの確保と安心の近接性:
    母屋とは独立した空間でありながら、すぐそばにいる安心感。被介護者とご家族、双方のプライバシーを尊重しつつ、必要な時にはすぐにサポートできる「スープの冷めない距離」を実現します。
  • 短工期で設置可能:
    「C’ZB(シーズビー)シニアリビング」は、モバイル建築の専門家である株式会社アイデアが自社工場で製造し、現地で迅速に設置します。そのため、在来工法のリフォームに比べて工期が短く、長期間の工事によるストレスもありません。
  • 費用対効果の高さ:
    大掛かりな母屋のリフォームと比較して、必要な機能に絞ったコンパクトな空間を作るため、結果的に費用を抑えられる場合があります。また、介護施設の月額利用料と比較しても、長期的な視点で見ると経済的なメリットが期待できます。
  • 将来の柔軟性:
    最大の特長の一つが、その柔軟性です。将来的に介護が不要になった際には、撤去して更地に戻したり、趣味の部屋や書斎として再利用したり、あるいは移設・売却したりすることも可能です。これは、固定的なリフォームでは得られない大きなメリットです。

「C’ZB(シーズビー)シニアリビング」は、いわば「介護に特化したオーダーメイドの小さな家」を、住み慣れたご自宅の敷地内にプラスするという考え方です。リフォームの制約に縛られることなく、理想的な「介護しやすい家」を実現する一つの有効な手段として、ぜひご検討ください。

神奈川県足柄上郡中井町にある弊社の展示場では、実際に「C’ZB(シーズビー)シニアリビング」のモデルハウスをご見学いただけます。その快適性や機能性を、ぜひご自身の目でお確かめください。

まとめ:専門家のアドバイスを活かし、最適な「介護しやすい家」を実現しましょう

「介護しやすい家」づくりは、単に住まいを快適にするだけでなく、被介護者の尊厳を守り、介護者の負担を軽減し、家族みんなが安心して暮らせる未来へとつながる大切な取り組みです。間取り、設備、そして動線を総合的に考え、それぞれの身体状況やライフスタイルに合わせた最適な形を見つけることが重要です。

そのためには、ケアマネジャーや福祉住環境コーディネーターといった専門家の意見を参考にしながら、ご家族でじっくりと話し合うことが欠かせません。そして、既存住宅のリフォームが難しい場合には、「C’ZB(シーズビー)シニアリビング」のような新しい選択肢も視野に入れてみてください。

私たち株式会社アイデアは、モバイル建築のプロフェッショナルとして、そして介護の現場を深く理解する専門家として、「C’ZB(シーズビー)シニアリビング」を通じて、皆様の「介護しやすい住環境づくり」を力強くサポートいたします。

これからの介護生活が、少しでも快適で安心なものになるよう、住まいの面からお手伝いさせていただきます。どうぞお気軽にご相談ください。


株式会社アイデア

C’ZB(シーズビー)シニアリビング

本社:〒259-0132 神奈川県足柄上郡中井町藤沢10-11

展示場:〒259-0121 神奈川県足柄上郡中井町井ノ口1926−4

お電話でのお問い合わせ:0120-848-873(フリーダイヤル)

サービスサイト:https://www.czb.jp/order-made/senior-living/

介護しやすい住まいのご相談、お待ちしております。

脚注

  1. ウエルライフ – キッチン – LIXIL ↩︎
  2. 握りやすい太さ – 人間生活工学研究センター ↩︎
  3. 介護保険における住宅改修 – 厚生労働省 ↩︎